2011年11月21日
11月18日放送○光が透ける焼き物○信楽透器☆その3
◆おいしがうれしが見つけ隊ゆうこりん提供◆たぬき柄の自動販売機◆
引き続き機材係Aです
ここら辺で少し、信楽透器研究開発者の
川澄一司さん人物像に迫りたいと思います
川澄さんの趣味は、「文法」だそうです。
学校で習う、アレの応用編でしょうか。
あまり聞かない趣味ですよね。
サークルのようなものもあり、五段活用などの用例を見て楽しまれるのだそうです。
一風変わった知的趣味ですね。
川澄さんらしいです
川澄さんがいま力を入れてらっしゃるのは、窯の改良だそうです。
今はガスか電気が使われていますが、化石燃料を燃やさずに出来るようにしたいということで、
エコに向けて取り組んでらっしゃいます。
川澄さんは20代の頃、焼き物の職業訓練校に1年通い、
さらに京都の清水焼(きよみずやき)の訓練校受講を経て、
新潟県の無妙焼(むみょうやき)で商品作ってらっしゃいました。
その後、青年海外協力隊としてスリランカへ出向され、2年6ヶ月の間、
現地で陶器の指導と普及の活動をされていました。
スリランカにはもともと土器と磁器はあったそうですが、陶器というものがなかったそうです。
川澄さん達青年海外協力隊は小さい村を回って、
日本タイプの釜(少ない燃料で短時間に焼ける薪の釜)を作られていたそうです。
何代にも渡って日本人がボランティアに行っていて、
今ではスリランカも、日本の釜のコピーでいっぱいだそうです。
スリランカでは原料がなくなる事があり、
何か代用品がないかと探す所から始まることが度々あったそうです
ないもの(機械)は自動車の解体工場で部品をもらったりして自分で作られたそうです。
日本に帰国されてからは、公務員試験を受けて今の職場に就任されました。
青年海外協力隊の時の工場長から、人手が足りないから来てくれと頼まれたそうです。
最初は彦根の試験場で金属の分析を担当され、その後信楽へ。
2009年の秋、試作展で信楽透器の試作品を出展したところ、
「変な土が出来たなあびっくり」と、「光に癒される」の2つの反響が
評判が良く、
民間の方が参加されるようになったそうです
そこから、
信楽陶製照明器具開発研究会
(しがらきとうせいしょうめいきぐかいはつけんきゅうかい)さんとの
共同商品開発が始まったんですネ
信楽透器の素材としては完成したので、今後は製造元がどういう商品展開をするかが楽しみとのことでした
Posted by takumix at 15:31│Comments(0)
│信楽透器