2012年03月31日
2月24日放送*木製サッシ*エコワークス*その3
機材係Aです
vsアルミ製サッシ
①生産コスト
アルミはボーキサイトという原石から出来ているのですが、
地下から彫り上げて電気精錬で作るしかないので、
加工にたくさんの電気が必要だそうです。
「木を切るより1500倍のフルコストがかかるんですよ。」
アルミ製サッシは品質を均一に作れるし、加工しやすく大量生産できるため、
日本では一般的に普及しました。
一般家庭のAの家もそうですヨ。
いっぽう、ヨーロッパではアルミサッシを使ってる国は少ないようです。
フィンランドあたりでは木製サッシが主流で、90%を占めるそうです。
昨年、オーストラリアでは政策としてアルミサッシを全廃している
というニュースが流れたそうです。
オーストラリアには原子力発電所がないから、
電気をたくさん使うアルミをやめましょうという発想らしいです。
「ボクもびっくり」
②結露問題・熱伝導率の違い
アルミ製サッシって、当たり前に結露が発生しますよね。
アルミは熱伝導が高いからだそうです。
杉はほとんど熱伝導しないので、結露が発生しないそうです。
アルミ製サッシは、熱伝導が高い為に、
夏は暑い空気が入ってくるし、冬は寒い空気が入ってくる。
どちらにしても、エアコンが効きにくい。
③耐久性
木製サッシはアルミ製サッシより耐久性がいいそうです。
アルミは40年くらいで錆びてしまうそうですが、
木製サッシに使われる木は心材(しんざい)という部分で、100年は持つらしいです。
ここで木材マメ知識コーナー
心材(しんざい)芯・赤い・固い・人間でいうと骨・腐らない
辺材(へんざい)周りの部分・白い・人間でいうと肉・腐りやすい
Posted by takumix at 21:45│Comments(0)
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