2012年03月12日
12月30日放送☆エコな花火★株式会社柿木花火工業☆その4
機材係Aです
今日は最近の打ち上げ花火アレコレについて
お聞きしたことを書きたいと思います
イベント花火
秋冬はウエディングの披露宴で打ち上げ花火を頼まれることが多いそうです。
自分たちだけの花火って贅沢ですネ
お二人だけでなく、出席してくださった方も思い出に残りそう
この辺では11月まで毎週依頼があったそうですヨ。
打ち上げられる場所は、北のほうは幾つかあるけれど、
琵琶湖でも南のほうは制約があってなかなか打ち上げられる場所がないようです
(プチっと情報 びわこ温泉紅葉さんなら打ち上げOKらしいです)
打ち上げ時間は1分とか1分半くらいとのこと。
たくみん「短い」
柿木さん「そう思うやろー、でも秒数で数えたら長い
60まで数えたら結構ある」
『ウワー』で終われるちょうどいい長さだそうです
こういう時って長ければいいというものでもなく、
あまり長いとみんな会話をしてしまって『おおー』という効果が薄まるみたいです。
「イベントっていうのは効果なんよね」
自分達の花火ということで相当感動してもらえるようです
二人の門出やしと思うと柿木さんも毎回、
点火する時は二人と同じくらい緊張しはるとか
花火師の免許がないと花火に火を点けることはできないのですが、
ダミーで新郎新婦があたかも着火したかのように演出することはあるそうです。
二人がダミースイッチを押すのにタイミングを合わせて、
影で柿木さん達が火を点けてくれはります
値段はピンキリやけどだいたい7万円~15万円とのこと
Aは以前に、バースデイに花火打ち上げてもらえたら素敵だろうなあ
というひとつの夢を持っていたことを思い出してしまいました
お値段的にも、全く不可能な話ではなさそうということに気が付いてしまいました
だれかプレゼントしてくれないかなあ(ポコッ イテッ)
2~3週間前まで(余裕見て1ヶ月前)に柿木さんに連絡が必要だそうです
点火について
今は基本的に、ほとんどがコンピュータ制御で火が点けられているそうです。
振動、煙、火をかぶって手で点けるのが好きな花火師さんもいらっしゃるので、
今でも手で点ける場合もあるそうですが
筒が飛んだら周りの人の命も危ないから、
何かあっても軽い怪我で済むくらいの範囲で行われているとのことです。
打ち上げる人は棉の服を着るそうです。ポリエステルやと溶けたりして危ないからだそうです。
さらに、打ち上げる人と筒との間には、畳などの防御をします。
彦根市の高宮町の花火大会(来年で百回目)は手で上げることがあるそうです。
琵琶湖大花火大会では、
コンピュータ制御に2~3人のみと消化班のみのメンバーで花火が打ち上げられているそうです。
規模が大きいのに意外ですネ
(ちなみに、以前は柿本さんも琵琶湖大花火大会に花火を出してらしたそうですが、
最近は出してらっしゃらないそうです)
昔は長浜市にも花火工場が2軒あったそうです
残念ながら跡継ぎや市街化の問題で、
現在、滋賀県で花火を製造しているのは柿木さんの会社だけになってしまったそうです
戦前戦後には長浜に広岡さんという日本の四天王と呼ばれる花火師さんもいたそうですが、
途絶えてしまったとのことです。
(柿木さんのおじいさんもその方に少し学んだそうですヨ)
意外なことですが、大阪、京都、兵庫には、花火の製造をしている所がないそうです。
全国では花火の会社は400社くらいあるけれど、製造しているのはその中の半分以下だそうです。
昨今のおもしろ花火
静岡の株式会社イケブンの、柿木さんの師匠が開発された花火で、
ピューって上っていく時に、ドレミファソラシドと音が出る花火があるそうです。
それとは別に、昔からあるもので、水上花火というものがあります。
柿木花火さんのホームページ上に水面から半円形に咲く花火があるのが
「水中はどうなってるんだろう」って気になっていたのでちらっとお聞きしてみました。
空中に上がるものほどまん丸ではないそうですが、
水中でも半円のがちゃんと咲いているんだそうです
火の粉の温度が2000℃程水なので、水の中に吸い込まれていっても消えないんだそうです
七色の羽に見えるところから、“孔雀の舞”と呼ばれているそうです。
上から見ても楽しいと柿木さんはおっしゃってました。
西浅井・近江大浦花火大会で見られるそうですヨ。
魚の養殖につかう生簀(いけす)から、遠隔操作で点火するんだそうです
Posted by takumix at 14:32│Comments(0)
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