2012年03月15日
1月13日放送☆美顔ローラー・ガムローラー☆(株)大木工藝☆その2
機材係Aです
テレビで次々に開発してモノを作らはる発明家さん見て
「スゴイなあどういう頭の構造してはるんやろ」と思うことはありましたが、
まさか間近でお会いできるとは
大木さんの経歴
株式会社大木工藝(かぶしきがいしゃおおきこうげい)
代表取締役 大木武彦(おおぎたけひこ)さん。
「呑みもしないとタバコもしない、いい車もほしくない。
ただ新しいものが世の中に出れば嬉しい」という方です。
そもそも好きなことをやっているだけなのでストレスがなく、
そういうストレス解消するためのものが必要ないそうなのですが
「努力という言葉はきらい。好きなことをやっているだけ。
勉強しているつもりも、頑張っているつもりもない」
会社の商品はほぼ大木さんが発明してできたものばかりですが、
ひと口に炭素を使ったものを作る会社と言っても、
品数も用途も半端なく多くてびっくりしてしまいます。
感性が豊かな方で、ご自分でご自身のことを「子供のまま」とおっしゃいます。
大木さんは中国山脈ど真ん中の自然いっぱいのところで育たはりました。
ご両親は学校の先生で、4人兄弟の末っ子。そうとう甘やかされたそうです。
大木さんはよく小学校に遅刻しはったらしいのですが、
そうするとお母さんが必ず手を引いて、
18キロ近くある学校まで連れて行ってくれはったそうです。
その道中に、いろんな草の名前とか木の名前を教えてくれはったそうなんです。
「雲みて『あの雲は何に見える?』とかね。
『ドーナツに見える』とか、『ぞうさんに見える』とかね」
こういうことが、感性が豊かになったひとつの理由じゃないかなと大木さんはおっしゃいます。
今でも、自然がいっぱいのところがお好きで、月に2、3回は高島に行かれるそうですヨ。
例えば、血止め草に唾液をつけて傷にはると血が止まるとか、
タデは苦いけど殺菌能力が高いとか、
そういうものが、商品開発のヒントになるんだそうです。
また、お父さんが炭焼きもされていたので炭焼きを手伝ったり、
子供の頃から炭素には馴染みがあったそうです。
若い頃は特に気にはならなかったそうですが、
40歳過ぎた頃から子供のころのことが手に取るように思い出され、
それがお仕事に役に立っているとのこと。
大木さんは最初国鉄で勤務したはりました。
その後、京都の会社に就職し、絵の道で生計をたてようと思わはったそうです。
子供の頃絵が得意だったのでそちらに進もうと思われたそうです。
ところがその会社には絵の上手い人が山ほどいて、
自分はとても太刀打ちできないと悟らはったそうです。
その会社を辞め、次に合成樹脂を扱って造形物を作る会社に勤めはりました。
これは自分でもできるなということでその会社をやめ、そこの下請けをしはったとのこと。
それが独立するひとつのきっかけになったそうです。
しかし、樹脂の粉末を扱うとアレルギーが出て体に合わなかった為、
それも2年で辞められたそうです。
その次にクリスタルアートパネルという、絵画の上に樹脂をコートして半永久的に持たせるものを考えられ、
特許を取って、全国の美術館に収めたりしはったそうです。
「輸出もかなりしてた。4年前くらいまで。」
ある日、板に紙を貼ったときインクが取れたことがあり、
それを見た大木さんは、インクを取り出して転写することを思い付かはりました。
これも、子供のころの移し絵をよくしていたことがヒントになったそうです。
(石に転写された絵です)
ここからが次々ラッキーに転がっていくお話になるのですが。
大木さんがロイヤルオークホテルの地下の駐車場に転写の作業をされていた時、
たまたま瀬田ゴルフの試合に来られていたプロゴルファーの尾崎さんが通りかかり、
興味を持たはったみたいです。
その時は「がんばれや」と声かけてくれはって終わったのですが、
翌日、朝日新聞が取材にきて大きな記事として取り上げてくれはったそうです。
「だれから聞いた」「ゴルフ場で尾崎から聞いた」と。
この記事を見て、滋賀県が補助金申請をしないかと言って来はったようです。
「『6000万円もらえますよ。』やり方わからんしと言うと『やり方も教えます』と。」
そのお金で開発がさらに進み…。
それが終わった頃に『京都の目利き委員会Aランク』というものができて、
それにも受かったそうです。
応募は誰でも出来るけれど、結構難しかったそうです。
それに受かると、銀行が1億円くらい融資してくれ、
京都市が京都創業支援工場というのを建ててくれて、京都に工場も出来たそうです。
今、フランチャイズで15社くらいあるそうです。
「ただ、あまり儲からない。施工の仕事はきついんで。」
施工は任せて材料を納める形で、F1のピットインのところに絵をいれたりもしはったそうです。
たくみん「もちろん、いいもの作ったっていうのもあると思うけど、
とんとん拍子でいいことつながっていっってる気がする」
大木さん「ラッキーな体質なんですわ。宝くじも当たるし、ものも拾うしね
念じてると、運がくる」
その後、残った合成樹脂は有害やから燃やせないということが気になって、
何とかしようということで炭化を考えられたそうです。
炭素は蒸し焼きで自分の熱で変化するため、CO2を出さないんだそうです。
Posted by takumix at 11:58│Comments(0)
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