12月30日放送☆エコな花火★株式会社柿木花火工業☆その2
機材係Aです
“その2”、大変お待たせしました
たくみんブログの補足です。
上の画像は
花火玉の内部構造の模型です
たくみんが“その1”で描いてくれた絵も参考にして見てくださいネ
エコ花火開発
株式会社柿木花火工業 専務取締役
柿木博幸(かきのきひろゆき)さんは
2000年から
花火中身のゴミ減少化の研究に取組み、
5年後に
完全燃焼化に成功しはりました
ちょうどその頃、2005年に日本で初めて
琵琶湖を舞台に
「世界の花火ショー」(世界各国で花火サミットの時に毎年行われているイベント)があり、
世界各国の花火会社を呼んで、毎日
琵琶湖周辺のどこかで
花火が打ち上げられていました。
そのイベントの時に、
株式会社セーコンさんがゴミが出ない素材をが展示されていたそうです。
柿木さんがサンプルをもらって帰り、その素材を使って実際に作ってみたら「面白かった」。
柿木さんは
株式会社セーコンさんと共に商品開発に取り組まれ、
徐々に
花火玉皮を
セーコン製に変更し、
2007年~2008年あたりで全ての
花火玉に適用されました
株式会社セーコンの玉皮の特徴
株式会社セーコンさんの
玉皮の素材は、なんと
空気中の水分に溶けてしまうそうです
生物が分解してポロポロ砕けて1日でなくなってしまうそうですヨ
よほど保管に気を付けないといけないから、非常に取扱いにくいんだそうです
しかも値段が通常価格の5倍
そういうわけで他の業者さんは敬遠して取り扱ってらっしゃらなかったそうです
しかし
柿木さんは、業界のひどい価格競争の中、
巻き込まれない為には付加価値を付けた物を作り、
強みにして、浮いた経費を開発費に回すのがいいだろうと考え、
株式会社セーコンさんの
花火玉皮を取り入れることを決意されました
「というのは結果論で、
もともとビニール袋なんかのゴミが落ちてるのを見るのがイヤやったから、
ゴミ減らしたくて取り入れただけなんですけどね」
「
花火大会のための
花火を用意する時、
同じ金額なら1000発のところ700発くらいになるので、
数重視のところは相手にしてくれません。
逆にこちらの話に乗ってくれるところと取引させてもらってます
結局、玉数やないんです。
どう演出するかでお客さんの印象が全然違うんですよ
一番大事なポイント」
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