機材係Aです
● カラス忌避装置(トリワケナイト)開発のきっかけ
カラス忌避装置(トリワケナイト)は、
カラスやムクドリを、傷付けずに自然に帰してやる忌避装置です。
人間に聞こえる音ではなく、鳥に聞こえる超音波のゆらぎ(圧力)を利用して、
逃がしてやる装置。
トリワケナイトという製品名は、「鳥と人間、分けないと」から命名しはったそうです。
開発の設計・製作はすべて
北條さんお一人。
トリワケナイトができる前に、
まず、
コウモリ忌避装置こ~もりすーるが開発されました。
このこ~もりすーるは、「止まろうとしてもスルーする」ところから来ているそうです。
北條さんかなりユニークな方です。
私達を何度も笑わせて下さいました
25年前に近辺の河川敷の開発が進むと、コウモリがいっせいに住宅地にやってきたそうです。
「なんか壁がゴソゴソすると。
聴診器当てると動いている音がすると。
あ、コウモリだ!と。」
調べてみるとコウモリが天井裏に生息。糞だらけ。
12、3年前に、滋賀県環境自然保護課がコウモリの生息分布図を作る為に、
ボランティアの動物調査委員を公募していたそうです。
北條さんは手を上げられました。
その頃はまだ電気関係の会社に在籍されていて、定年まで勤め上げはりました。
かおりっくす「北條さん、いまおいくつですか?」
北條さん「忘れたなあ。おかしいなあ。」
たくみん「アハハハハハハ。」
北條さん「その12年間の間に、自分とこが困ったわけです。
ガサッっていうて、天井裏登ったら、
もう何十匹でフンだらけでした!ええ。
これはアカンということで。」
たくみん「えーっ、今いるこの家がですか!?」
北條さん「まさにこの家です!
コウモリの習性としてね、
どうも新しいお家が好きみたいでねえ。」
コウモリは、自分たちの糞が山盛りになると、居づらくなって新しい家に引越しするらしいです。
そうやって移動しながらも、まだ町にはいっぱいいるらしいです。
まず、独学でコウモリ忌避装置こ~もりすーるを作らはりました。
開発には2年かかったそうです。
「屋根から落ちましたけどね。」
売りに出す前に特許を取得。おととし2010年末から販売を開始。
その後、すぐに、カラス・ムクドリ忌避装置も完成しました。
二つまとめて同時に、市町村を回ってアピールしはりました。
県や人脈を通して、困っている人を教えてもらってPRしたとのこと。
今年も県内の行政(市)で1件使われるそうです。