かおりっくす日記☆スティーブ・ジョブズ引退

takumix

2011年08月28日 16:24

匠っくすレポーターのKAORIX(石橋香織)です。

アップル社のCEOスティーブ・ジョブズ氏が引退しました。

iPhone(アイフォーン)は、皆さんご存知ですよね?
スマートフォンという新しい時代の発端となった製品です。

それを開発したのが、アップル社という会社なのですが、
このアップル社の最高責任者だったのが、スティーブ・ジョブズ氏です。

でも、アップル社を率いるスティーブ・ジョブズ氏が考えたのは、
それだけじゃない。

iPod(アイポッド、携帯型の音楽プレイヤー、超・小型化を実現)
iTunes(アイチューンズ、インターネットを利用した音楽配信の仕組みを構築)
iMac(アイマック、スケルトンデザインでパソコンを身近でお洒落なイメージに)と、

新しさと、魅力に包まれた商品を、たくさん世の中に生み出してきました。

スティーブ・ジョブズ氏が引退する、という事は、つまり、
それらの「発想力」が引退するという事なのです。


しかし、スティーブ・ジョブズ氏の引退の意味は、その「発想力」だけではありません。

彼の引退は、「リーダーシップ」と「表現力」の引退も意味するのです。


ある書籍によると、

携帯型の音楽プレイヤー(IPod)を開発したとき、
どうしてもボタンの追加が必要だと訴える開発者に、
「ぜったい必要ない!!」と断固、それを許さなかったそうです。

開発者は頭をひねるしかありません。

その結果、ボタンがなくても使える、ものすごく小さなサイズの
音楽プレイヤーを生み出すことが出来たのです。

明確な製品イメージを持ち、それは実現するという自信があるからこそ出来る
「リーダーシップ」であり、これが、彼なのです



そして、印象深かったのは、すごく軽いノート型パソコン「Mac Book Air」の製品発表会。

彼は壇上に立ち、封筒を取り出します。
資料でも取り出すのかという雰囲気の中、
出てきたものこそが、Mac Book Air、パソコンです。

その薄さを痛感せずにはいられません。

その他、パソコン開発の王舎、IBMの時代が終わることを告げたCMを放映するなど、
生み出した「商品のイメージ」を焼き付ける「表現力」を世の中に送り出す、
これも、スティーブ・ジョブズ氏なのです。





そんな、スティーブ・ジョブズ氏の引退。

今、私が注目するのは、そんな「リーダー」が残した会社の行方です。


取材でお会いする「匠」の方々の中には「リーダー」が沢山います。
会社のリーダーや、技術のリーダー。

時代に応じた技術を残していきたい、
新しい仕組みと人材を構築し残していきたい。

彼らは皆、「次世代」を見据えています。



スティーブ・ジョブズ氏は、自分が残したいと思った会社に、
どんなメンバーを集め、どんな言葉を残してきたのか。


スティーブ・ジョブズ氏の「やり方」が、どんな「次世代」を残すのか。


モノづくりに携わる「匠っくす」のレポーターとして、
今後も注目していきたいと思います。









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